ミニ特養 みのわの里三山の看護師が、おめでたいことに産休に来月から入ります。自分の職場のメンバーが子供を授かり新しい家族が誕生することは、自分の家族のように嬉しいです。オープニングの初期から入居者のために一生懸命に共に働いてきただけに、喜びもひとしおです。
ともない、当施設では看護を増員募集しています。この機会に、病院との比較を通してメリットとデメリット等を整理したいと思います。介護現場の視点からナースのお仕事の特徴をご紹介いたします。
◎介護施設のナースの役割
介護士と連携しながら入居者の支援をします。介護士は入居者の生活全般をサポートするのがメインですが、看護師は医療従事者として健康を守ることがミッションです。具体的には、①健康管理 ②療養 ③医療行為を行います。例えば、医師が常駐しないので、入居者の容体が急変した際には、看護師が応急処置、救急隊員や医師への引き継ぎの役割を担います。医療的な判断を任せられるケースも多く、その仕事には大きなやりがいを感じられます。
①健康管理
体温や血圧を測定する(バイタルチェック)、歯ブラシや綿棒を使って口腔ケア、爪切りや爪やすりを使って爪を整える、耳垢を除去する
②療養
皮膚へ軟膏を塗布する、湿布を貼る、軽微なケガに対する処置、人工肛門などのストマ器具にたまった排泄物の廃棄作業、自己導尿を補助するカテーテルの準備
③医療行為
投薬、点滴、採血、たんの吸引、床ずれ処置、尿道カテーテルの挿入
※医師の指示・指導を受ける必要あり
◎病院看護師との違い
医療ケアを行う場面が少ないのが特徴です。日々の業務は入居者の健康管理が中心になりますので、病院から転職した人は医療行為の少なさに気付くでしょう。ただ、利用者の容体に異変が起こった場合、病院では医師による判断で動きますが、介護施設では看護師が判断する必要があります。また、病院は医療サポートから入院患者の身のまわりのお世話まで看護師が行いますが、介護施設では、介護スタッフが中心となって身体介護を行なっています。もちろん看護師が介護スタッフとともに入居者の介護業務を行うこともありますが、役割分担があるため限定的です。介護施設の現場では、仕事をする上で介護スタッフとの連携が非常に大切になります。
◎介護施設で働くメリット
・病院に比べて忙しくない
・夜勤がない
・残業がほとんどない
・体力的な負担が少ない
・技術や経験が少なくても働くことができる
◎介護施設で働くデメリット
・コミュニケーションが苦手な人には向かない
・医療のスキルアップは限定的(老人ケアは磨ける)
介護施設の看護師は、健康管理を担う重要な仕事です。入居者・利用者に喜んでもらえる仕事ですので、やりがいを感じられます。病院看護師に比べると身体的な負担も少ないため、仕事と家庭を両立したい看護師、結婚や出産などでブランクが空いた看護師に向いている職場ともいえます。高齢化社会が進む中、介護施設の看護師のニーズはこれからも増えるでしょう。看護師の転職先の選択肢として、ぜひ みのわの里三山をご検討ください。
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