自分たちの介護の仕事は、「平均寿命-健康寿命」の間の人たちがサービス対象となります。その平均寿命と健康寿命の統計データが内閣府より挙がってきました。
6月20日に「令和5年版高齢社会白書」を発表されました。高齢化の状況を見ると、令和4年10月現在、65~74歳の人口は1687万人(13.5%)、75歳以上の人口は1936万人(15.5%)で、総人口に占める65歳以上の割合は29.0%となっています。
2070年には、2.6人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上になると予測されています。また、日常生活に制限のない期間である「健康寿命」は、令和元年に男性が72.68年、女性が75.38年で、平成22年に比べ男性は2.26年、女性は1.76年延びており、平成22年から令和元年の平均寿命の延び(男性1.86年、女性1.15年)を上回っている。一方、健康寿命と平均寿命の差である「不健康な期間」は男性では8.73年、女性では12.07年で女性で特に長いです。
介護の状況では、要介護の高齢者と同居している家族らの年齢は令和元年で60歳以上が7割超、70歳以上も4割を超えており、いわゆる老老介護の世帯が非常に多くなっています。
ただひとつ、高い確率で未来予測ができるのは人口動態です。深刻化していく問題に対して自分たちは何ができるか考えていきたく思います。
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