愛情、寂しさ、幸せなどの特別な感覚は、物質的なものでないから数字にできません。私もそう思っていました。
しかし実は、形のない感情を数値化する方法を知るのです。
例えば、愛の値段。「愛情の有る状態」と「愛情の無い状態」の比較で、計算されます。アクサ生命は、実際に愛の金額を調査しました。
働く独身女性(25~44歳)を対象に、男性に求める年収を質問してみたところ、理想の平均年収は552万円。一方、「心から愛せる相手が現れたとします。その男性の年収が、理想の年収から最低いくらまで減っても結婚することができますか?」と聞いた場合の年収は270万円。ここでは、その差、約282万円が1年間の愛の値段だと解釈することができます。出所:アクサ生命「オトナの女のリスク実態調査」
一見すると数字にしづらいものも「比較」によって具体値を出せた一例と思います。
比較をすると、数字という原石から意味を抽出できます。私たちが普段行っている考察も、無意識のうちに何かを比較しているはずです。そして、何をどのように比較しているのか、有無対象を意識するだけでも、推測がもっとシャープになります。
価値の大きさは、自分と他人では異なります。自分の中でも大切にしたい基準があり、価値の大小があります。
ただ、自分が大事にしている 価値感 を発見する方法として、このような自分の姿を想像してみましょう。
「大切なものが有るとき」と「大切なものが無いとき」
例えば、好きな人がいる生活と、好きな人が無くなってしまった生活
例えば、趣味のお酒やギャンブルがある日と、その趣味が無い日
例えば、大切な家族と過ごす時間と、大切な人と過ごせない時間
「自分にとって大切なものが、どのくらいかけがえいのないものか」
それを知るための一つの方法として改めて無くしてしまった自分の姿を想像してみると、価値の重みに気付けるでしょう。
大切なものをもっと好きになる、そんなきっかけになれたら嬉しいです。
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