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  • 執筆者の写真広 天田

資本主義経済の「ピラニア」

観賞用や食用の魚を長距離輸送する際、どうしても死んでしまう魚が出る。ところがピラニアを一緒に入れることによって魚が死ににくくなる、という話がある。食べられたくないという魚の生存本能が、緊張感を与えるらしい。


この話は今の日本の状況を表している。緊張感がないまま徐々に競争力を失い衰退していく日本を変えるためには「ピラニア」が必要だ。


消費市場においては、顧客を失う覚悟を持って、適正価格で「値決め」をすること。顧客から他社の値段を引き合いに値下げ交渉をされたとしても、取引に責任を持てない水準の価格交渉を受け入れていては、商売は持続可能ではなくなる。


消費者の声が大きい日本では、良いものを安く提供することが絶対的な正義とされてきた。しかしこうした認識はだんだんと変わりつつある。安い値段の裏では、環境破壊や人権侵害が起こっているかもしれない。値段だけを見て消費行動をとることのリスクに対する認識が広まれば、消費者は値段が高くても自分が「正しい」と思う商品を買うかもしれない。


値段の先にある価値をみること、その値段の背景にあるものを知ること、この意識を持って生活をできれば、もっと経済は良くなると思う。



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