加齢とともに体内の水分量は減少しますが、高齢者はのどの渇きを感じる口喝中枢が衰えることもあり、水分摂取が遅れがちです。ですが、体内の1~2%水分が失われると、脱水症状になる手前の「隠れ脱水」状態になります。水分不足が続けば、夏場は屋内にいても脱水からの熱中症リスクが高まります。トイレが近くなることをきにされて水分摂取を控える入所者が多いですが、職員は何より水分優先で声掛けして食欲が落ちているときでも、水分だけはしっかりとって頂くようにしていかなくてはなりません。
入所者の水分摂取量は最低1日1000mlとしています。あくまで全体的な目標値で、個別には体重×30mlが必要な水分量がよいとされています。(老施協2023年7月号引用)水分がとりづらいときは、ウイダーインゼリーを摂取するなど、ゼリーに変えることで工夫もしています。梅雨も明けて、猛暑が今後も続いていきますので健康管理を努めていきます。
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