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「便利」や「成長」のその先に、ほんとうの幸せはあるのか

  • 執筆者の写真: 広 天田
    広 天田
  • 6月16日
  • 読了時間: 2分

—— 小さな幸せを、今日もひとつずつ


福祉のしごとに向き合っていると、ふと立ち止まって考えることがあります。「幸せってなんだろう」って。


今の世の中はとても便利になりました。スマートフォンやAI、たくさんの仕組みが私たちの生活を助けてくれています。でもその一方で、他の人の暮らしが見えすぎてしまって、気がつけば「自分はどうなんだろう」って、比べてしまうこともあるかもしれません。


もっと立派な仕事をしている人、もっと素敵な暮らしをしている人。そういう誰かと比べて、自分の幸せを見失ってしまうこと、ありませんか?


けれど、わたしは思うんです。本当の幸せって、「比べる」ものではなくて、「感じる」ものなんじゃないかなって。


たとえば、誰かと一緒にごはんを食べたり、「ありがとう」と声をかけてもらったり、手をつないで笑い合えたり。


そんな、小さくてあたたかい出来事を、ちゃんと「幸せ」と思える気持ち。それこそが、わたしたちの暮らしを豊かにしてくれているような気がします。



以前、ラブグラフの写真家として働いていたとき、代表の駒下さんが「写真を撮る会社じゃなくて、“感性”を育てる会社でありたい」と話していて、その言葉が、すごく心に残りました。


わたしたちの福祉のしごとも、ただ介護をするだけじゃなくて、「やさしさに気づく心」や「いまを大切に想う気持ち」を育てること。そんな役目もあるんじゃないかなと思っています。


わたしたちの理念は、「いま幸せです。ともに想える人生に。」

特別な未来じゃなくても、すばらしい過去じゃなくても、“いまこの瞬間”に幸せを感じあえること。それが、いちばんの宝物だと思うんです。


今日もまた、職員みんなで、利用者さんと一緒に、そんな小さな幸せを、ひとつでも多く届けられるように。やさしい気持ちで、過ごしていきたいです。



 
 
 

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