英国の記事によると、イギリスでは2022年に多くの企業が4日間労働週間の試験を行い、その後、多くの企業がこの制度を恒久化したとされています。この取り組みは、従業員の健康や生産性に良い影響をもたらし、労働者の働き方改革の需要を示唆しています。
日本の労働現場においても、「残業は美徳だ」という古き価値観が残っている企業もいまだあり、長時間勤務が深刻な問題となっています。業員の健康やワークライフバランスが損なわれ、これがサービスの質にも影響を及ぼしかねません。私は、英国での4日間労働週間の導入が、日本の介護労働にも適用可能であるか常に検証をしていく考えであります。
労働時間の短縮や柔軟な働き方の導入は、従業員の生産性や満足度を向上させるとともに、介護サービスの品質向上にも寄与すると期待しています。一方で、従業員の想いや理想的な職場環境の整備には、介護保険の人員基準もちゃんと満たすことも求められます。生産性と効率性を高めて、省力化が進んだとしても、行政が定める配置基準を必ず守る必要があり、業務の質や成果よりも、体制やカタチなどを追求されます。
週休4日制の導入をするためには、常に業務効率の「改善思考」と統一した「業務遂行力」が全員に求められます。企業努力だけでなく、従業員の主体性が伴えば、介護現場でも週4体制が叶えるのではないかと思います。
この業界にきて2年経ちます。ブラックな施設が多いといわれる介護業界。せめて自分の施設は圧倒的ホワイト企業とし、モデル事業として地域や世界へ広がっていくように、常に理想と現実のギャップを埋める努力を積み重ねていきたいと思います。
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