“褒める”より“一緒に喜ぶ”ということ
- 広 天田
- 9月15日
- 読了時間: 2分
三児の父でもある天田です!
日々、子どもたちと過ごしていると「褒める」という行為の奥深さを考えさせられます。そんな中で出会った、成田悠輔さんの言葉が心に残っています。
「褒めるのは結果ではなく、プロセスや意志。
そして“褒める”よりも“一緒に喜ぶ”ことが大事。」
■ 褒め方の誤り
子育てをしていると、つい「すごいね!」「偉いね!」と声をかけてしまいます。けれど成田さんは、これには落とし穴があると指摘しています。
結果だけを褒めると、「結果が出ないと意味がない」と思ってしまう。
才能や見た目を褒めると、「努力は見てもらえない」と感じてしまう。
形だけの褒めは、子どもに「何が良かったのか」が伝わらない。
こうした褒め方を繰り返すと、褒められないと動けない子になってしまう危険すらあります。
■ プロセスや意志を見てあげる
大切なのは「結果」ではなく「過程や意志」を見てあげることだと実感しています。
テストで100点じゃなくても、「昨日より字が丁寧になったね」と伝える。
新しいことに挑戦したときは、「やってみようとした勇気がうれしいよ」と言葉をかける。
その一言で、子どもは「見てもらえている」と安心し、自分から次の挑戦をしてくれる。そんな姿を何度も見てきました。
■ 褒めるより、一緒に喜ぶ
特に強く共感したのが、“褒める”よりも“一緒に喜ぶ”という視点です。
長男がやっと縄跳びを飛べたとき、長女が卵を初めて割れたとき、
その瞬間に「偉いね」と評価するよりも、「やったー!」「一緒にできてうれしいね」と心から喜ぶほうが、子どもたちの表情はずっと輝いていました。
親が心から喜んでくれる。
それが子どもにとって一番のご褒美であり、自分の中から湧いてくる力につながるのだと思います。
おわりに
子どもたちとの日常を通じて、私は成田さんの言葉を繰り返し思い出します。
結果ではなく、プロセスや意志を見つめること。
“褒める”よりも“一緒に喜ぶ”こと。
そして、褒められなくても動ける「自分の軸」を育てていくこと。
これらは、子育てだけでなく大人同士の関係にも通じる大切な視点だと思います。
父として、そして一人の人間として。
これからも「褒める」より「一緒に喜ぶ」気持ちを大切にしていきたいです。

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